ホームページでよく見かけるお手軽チューンとして”アーシング”があります。
施工結果として
�@低速トルクが太くなり加速が良くなった
�Aオーディオの音質が良くなった
�Bヘッドライトの光量が上がった
などの結果をよく見かけます。
ただ、私の実感としては�Bの”ヘッドライトの光量アップ”だけでした。
（詳細は”いたずら工房”のアーシング編を見てください）
数多くのホームページで”アーシングするとトルクが上がる”と書いていますが
その殆どが”オーナーの感覚”によるもので、実際に数値結果を出されている
サイトがありませんでした。
私自身アーシング施工後のトルクアップが感じられなかったので
”自分の感覚が鈍いのかな”とちょっと不安にもなっていました。

アーシングだけでパワーチェックするのもお金の無駄かなとも思ったのですが
今後、チューンを進めていくかもしれないこともあり、成長記録として
パワーチェックをしてみました。

測定結果
ＭＡＸ　ＰＯＷＥＲ　２０６．１ｐｓ／５９００ｒｐｍ
ＭＡＸ　ＴＯＲＱＵＥ　２６．４ｋｇ−ｍ／５５００ｒｐｍ
なんとノーマル状態に比べて
ＰＯＷＥＲ＋３．８ｐｓ
ＴＯＲＱＵＥ−０．１ｋｇ−ｍでした。

上のグラフは前回と今回の測定結果を重ねた物です。
緑線がノーマル状態（前回）、青線がアーシング（今回）です。
見づらいかもしれませんがトルクの出方が違っています。
今回アーシングをした結果、低回転時のトルクが落ちて
セカンダリーターボ稼働以後の高回転側でＭＡＸ値が出るようになりました。
パワー値も上がっていたこともありスタッフの方に聞いてみました。
「パワー値が上がってますがこの位だと測定誤差範囲ですかね？」
「いいえ、測定誤差はコンマ台ですから
　これはアーシングで上がった数値ですよ。
　アーシングは”落とせばいい”と言うわけではないので、今回は
　落とし方によって良くなった所と悪くなった所が出たみたいですね。」
と言うことは私のやったアーシングは”パワーアップ系”だったよう
なのでトルクアップは感じられなかったわけです。
低回転側のトルクが落ちたのは痛いですが、数千円で約４ｐｓアップは
儲け物ではないでしょうか。

今回のチューンではこんな変化になってます。