ブリッツニュルツーリングマフラーに交換しての測定です。
テールピースの交換がどの程度なのか期待と不安で挑みました。
さてさてどんな結果になりますか。

測定結果
ＭＡＸ　ＰＯＷＥＲ　２１４．３ｐｓ／５７００ｒｐｍ
ＭＡＸ　ＴＯＲＱＵＥ　２７．４ｋｇ−ｍ／５０００ｒｐｍ
ネット値相当ですとＭＡＸ　ＰＯＷＥＲ　２５１．６ｐｓでした。

残念ながらピーク値は前回と殆ど変わりませんでした。。
しょせんはテールピースなのかと思いましたが、グラフをじっくりみると
”これは・・・良いかも”って思える結果だったのです。

下は前回の結果と今回の結果を重ねたグラフです。
緑が前回、青が今回のグラフです。

まずはトルクです。
メイン径を太くしすぎると抜けが良くなりすぎ低速でのトルクが落ちると言われています。
しかしこのマフラーはメイン径がφ８０と太い部類になりますが
２０００〜３０００回転域では、トルクが向上しています。
３０００〜３５００回転域では数値的には悪くなっていますが、プライマリーターボも
作動している領域なのでトルクダウンの実感は有りませんでした。
４０００回転以降もトルクアップしていますので加速が良くなっています。

次にパワーです。
こちらも２０００〜３０００回転でパワー値が改善されています。
４０００回転以降でもパワー値が今までより改善されました。

そして一番嬉しかったのが、４０００回転のシーケンシャルの谷間。
この谷間がかなり小さく改善されていて乗りやすくなりました。
これは、予想していなかったのでとても嬉しかったです。

今回のチューンではピーク値こそ変化有りませんでしたが、出力特性が
改善できたので、良かったです。

レゾネ撤去、エキマニ加工、マフラー交換と給排気系チューンをしましたが
なかなかピークパワーが改善されません。ようはＥＣＵがブーストを制御して
しまっているからです。マフラー交換後でもブースト（ツイン時）は０．９５×１００ｋＰａです。
２８０ｐｓを目指すには、”ブースト値を上げるチューン”をする事になります。
とすると・・・あれかな？

下は今までの結果です。